この記事では、メダカの種類について解説します。
メダカの種類は1000以上!なぜこんなに多いの?
日本の代表的な観賞魚「メダカ」。かつては田んぼや小川でよく見られる素朴な魚でしたが、近年は観賞用に改良されたメダカが大ブームとなり、その種類は1000以上にものぼります。
なぜこんなに多いのでしょうか?
理由は「改良のしやすさ」と「見た目の美しさ」です。
- メダカは小型で繁殖力が強い → 短期間で品種改良が進む
- 色や体型の変化が出やすい → 独自の名前がつきやすい
- 趣味としての人気が高い → 新しい品種が次々と発表される
つまり、アクアリウム界の金魚や熱帯魚に匹敵する多様性を持った魚へと進化したのです。
体型に由来するメダカの種類
まずは「体型」で区別されるメダカについて解説します。体の形は大きく3つに分けられ、それぞれに愛好家が多いのが特徴です。
普通体型
- 最もベーシックな体型で、自然界のクロメダカやシロメダカなどもこの分類。
- 体長は3〜4cm程度で、スリムなフォルム。
- 初心者向けで丈夫、繁殖もしやすい。
✅ 初めてメダカを飼うなら「普通体型」がおすすめです。
ヒカリ体型
- 背中とお腹の形が上下対照で、光を反射するように輝くのが特徴。
- 上から見ると光沢がはっきり出るため、水槽やビオトープで映える。
- 改良品種「東天紅メダカ」などはこの体型に分類。
✅ 観賞性が高く、人気のある体型。水面から眺める楽しみが倍増します。
ダルマ体型・半ダルマ体型
- 体が短く、丸っこいフォルムをしているメダカ。
- 泳ぎ方がユーモラスで「観賞魚としての可愛さ」が人気。
- 半ダルマは普通体型とダルマ体型の中間。
⚠ 注意点:
ダルマ体型は産卵数が少ない傾向があり、繁殖や長期飼育がやや難しい傾向があります。
体色に由来するメダカの種類
メダカの魅力のひとつが体色のバリエーションです。自然界にいるシンプルな色合いから、改良で生まれた鮮やかな品種まで、多種多様なカラーが楽しめます。
クロメダカ・シロメダカ・ヒメダカ
改良メダカブームになるずっと前、江戸時代から存在したメダカ。
- クロメダカ:野生に近い原種で、黒っぽい体色が特徴。丈夫で繁殖力も強く、改良品種の基礎となった存在。
- シロメダカ:白色の体色で、群れで泳ぐと非常に美しい。観賞用として古くから親しまれている。
- ヒメダカ:オレンジ色に近い明るい体色で、学校や実験でよく使われることも多い。丈夫で初心者向け。
楊貴妃・幹之、紅白・三色など改良品種
2004年に楊貴妃が作出されてから、様々なメダカが誕生した。
- 楊貴妃メダカ:濃い朱色の体色を持つ人気品種。改良メダカブームの火付け役ともいえる存在。
- 紅白メダカ:赤と白のコントラストが美しく、錦鯉を思わせる華やかさ。
・幹之メダカ:2007年に作出されたメダカ。体外光と呼ばれる青白い光沢が特徴。
- 三色メダカ:赤・白・黒が混じり合う、まさに錦鯉のような色合い。コレクターに大人気。
・ラメメダカ:背中にキラキラと光るラメ模様が現れる
・オロチメダカ:全身真っ黒で、背景が変わっても色が薄くならない
✅ 体色系のメダカは見た目の美しさが魅力で、観賞性を重視する人におすすめです。
鱗(りん)に由来するメダカの種類
体の表面を覆う鱗(うろこ)の透明度や模様も、品種の特徴になります。
普通鱗
- 最も一般的なタイプで、鱗がしっかりしており光沢もはっきり出る。
透明鱗
- 鱗が透けて見えるため、体色が柔らかく表現される。
- 目の周囲が透明になる個体も多く、独特の雰囲気を持つ。
ダルマ透明鱗
- 丸っこいダルマ体型に透明鱗の特徴が合わさった品種。
- 可愛らしさと不思議な透明感が共存する人気系統。
✅ 鱗の違いは、同じ体色でも印象が大きく変わるポイントです。
ヒレの形に由来するメダカの種類
次に注目すべきはヒレの形状。泳ぎ方や印象を大きく左右します。
リアルロングフィン
- ヒレが長く伸び、優雅に泳ぐ姿が魅力。
- 水槽飼育で特に映える改良品種。
松井ヒレ長
ひらひらと振り袖のようにヒレが伸びる個体。
✅ ヒレの形は水槽の雰囲気をガラリと変えるため、コレクターに人気の要素です。
目に由来するメダカの種類
最後に「目の特徴」による分類。こちらも観賞性が高く、改良メダカならではの魅力があります。
アルビノメダカ
- メラニン色素を持たないため、白い体色と赤い目が特徴。
- 繊細で飼育はやや難しいが、美しさから根強い人気を誇る。
パンダメダカ
- 目の周りが黒く縁取られており、まるでパンダのよう。
- 可愛らしい見た目で、初心者にも人気。
ブルーアイ・アースアイ
- ブルーアイ:目が青色に輝く
- アースアイ:目がシルバーに輝く
✅ 目の特徴を持つメダカは、コレクション性が高く、レア度も上がりやすい傾向があります。
初心者におすすめの人気メダカTOP10
数あるメダカの種類の中から、特に初心者におすすめの人気品種をランキング形式で紹介します。
飼いやすさ・丈夫さ・観賞性の高さを基準に選んでいます。
竜章鳳姿
最も人気が高い改良メダカの王様。ヒレナガ、ブラックリム、朱赤、ヒカリ体型という特徴を持つ。
金閣
2025年もっとも人気があった最新品種。ブルーアイと金色の縞模様が美しい。さらに背地反応がなく白容器でも色が薄くならないという非常に完成度が高いメダカ。
レッドクリフ紅白
紅白体外光に加えて美しく伸びるワイドフィンが青白く光る改良メダカの最高傑作
5位:三色ラメ幹之サファイア系
濃い朱色の体色で改良メダカの代表。繁殖も比較的容易で、観賞性を求める初心者に人気。
6位:ネプチューン
1位:五式タイプRダルマ
久万楊貴妃
オロチダルマブルーアイ
寿(紅白体外光メダカ)
夜桜ゴールド
メダカの種類を選ぶときのポイント
- 飼いやすさで選ぶ
初心者はクロメダカ・ヒメダカ・シロメダカがおすすめ。丈夫で水質変化にも強いです。 - 観賞性で選ぶ
楊貴妃・幹之・紅白・三色などは、水槽やビオトープを華やかに演出します。 - レア度で選ぶ
アルビノやスワロー、スモールアイなどは希少価値が高く、コレクション性重視の方向け。 - 飼育環境で選ぶ
小さな水槽なら丈夫でシンプルな品種、大型水槽やビオトープなら観賞性重視の品種を選ぶと◎。
まとめ:メダカの種類を知って、自分に合った飼育を楽しもう
- メダカの種類は500以上存在し、体型・体色・鱗・ヒレ・目などさまざまな特徴で分類できる。
- 初心者には「クロメダカ・シロメダカ・ヒメダカ」が特におすすめ。
- 改良メダカに挑戦するなら「楊貴妃・幹之・紅白・三色」が人気。
- 種類を理解すれば、水槽やビオトープのレイアウトに合わせて最適なメダカを選べる。
👉 メダカは小さな魚ながら奥が深く、コレクション性・繁殖の楽しみ・観賞性すべてを備えています。
自分に合った種類を選び、ぜひあなただけの「メダカライフ」を楽しんでください。
これで【前編】【中編】【後編】すべて完成です。
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