メダカのヒレ閉じ(ヒレを畳む、ヒレがしぼむ)を治療する方法を紹介します。
メダカのヒレ閉じは早期発見が重要
最初に結論から書くとメダカのヒレ閉じは早期発見が極めて重要です。ヒレが閉じかかってきた段階で換水、塩浴、薬浴、栄養価の高い餌を与えるなどの治療を行わなければ死んでしまいます。ヒレ閉じは様々な原因がありますし治療法などもはっきりしていませんが、初期段階であれば治ることも多いです。体調が悪そうなメダカを見つけたらすぐに治療を開始してあげてください。
メダカのヒレ閉じについて
メダカは体力がなくなって弱ってくるとヒレを閉じてしまいます。メダカは元気な状態ではヒレをピンと張っています。ですが、体力がなくなるとだんだんヒレをピンと張ることができなくなり、ヒレを閉じたり畳んだりします。
メダカのヒレ閉じを見分ける方法
メダカのヒレ閉じはよく観察しないと見分けることが難しいです。特に屋外などで上からしか見れない場合は全く気づかないことも多いです。さらに、閉じるのは尾ひれだけでなく背びれや胸鰭などを閉じることもあります。このため、ヒレを閉じていないか定期的に容器に移し替えるなどしてチェックを行いましょう。
動きが緩慢になる
ヒレを閉じているメダカは動きが緩慢になります。元気なメダカよりも動きが遅くなり、水底や水面などを力なく漂っている事が多いです。また、ヒレ閉じが末期になると痩せたりエラを激しく動かしたりして苦しそうになってきますがこの状態になると助からないため、食欲があって泳ぎ回っているうちに対策をしましょう。
メダカのヒレ閉じの治療法
メダカのヒレ閉じの治療法について説明します。
水換え
ヒレを閉じているメダカの水槽を見つけたらまずは水を換えます。ヒレ閉じは飼育水に何らかの異変が起きているときに見られやすいです。実際水換えだけでヒレ閉じが良くなることもあるため、半分以上水を換えるのは必須です。
塩浴
メダカのヒレ閉じの治療法で一番ポピュラーなのが塩浴です。メダカのヒレ閉じの原因の一つに体力の消耗や栄養不足が挙げられます。塩浴で体力を回復させればヒレ閉じも良くなる事が多いです。ヒレ閉じは病気ではないため、0.1%から0.3%程度の塩水にメダカを入れれば良くなることが多いです。ただし、ヒレ閉じは治るまで時間がかかるため1週間以上は塩水浴させましょう。また、普段から0.1%程度の塩水で飼育すればヒレ閉じや病気を予防することもできます。
薬浴
ヒレ閉じに加えて病気の症状が見られたら薬浴を行います。特に買ってきたばかりのメダカがヒレを閉じている場合寄生虫などを持ち込む可能性があるため、塩浴に加えて薬浴させるといいでしょう。ヒレや体表が白くなっている場合はアグテン、ヒレが溶けたり充血している場合はエルバージュがおすすめです。
栄養補給
メダカのヒレとじは病気ではなく、栄養が不足してメダカが弱っているから起きるという説があります。実際、ミジンコやブラインシュリンプを与えるとヒレ閉じが良くなったという事例も多いです。このため、塩浴に加えてミジンコなどの栄養価が高い餌を与えるといいでしょう。
まとめ
メダカのヒレ閉じは早急に対応しないとどんどんメダカが弱っていきます。泳ぎ方が普通で餌を食べている状態であれば回復する可能性が高いため、塩浴などをすぐに行うといいでしょう。
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