鳳凰メダカ

説明

今回は、改良メダカの品種「鳳凰メダカ」について解説します。

鳳凰メダカの特徴

鳳凰メダカは、ヒカリ体型のメダカです。鳳凰メダカは金色の体色に加え、ヒカリ体型なので背中に金色の光沢が入るため、全身が黄金に輝いて見えます。鳳凰メダカの 作出者は『め組』さんという方で、2012年に初めて登場しました。

また、鳳凰メダカは背中に螺鈿光という虹色の光が入ることもあります。螺鈿光は「鳳凰改」という鳳凰の派生品種のほうが強く螺鈿光が入ります。

鳳凰メダカの作り方は正式に公開されていませんが、交配元として魔王メダカなどが使われたと思われます。

鳳凰メダカの飼育

鳳凰メダカの飼育方法は、一般的なメダカと同じです。水温は15℃から30℃の範囲が適しており、水質は中性からやや弱アルカリ性が好ましいです。1 餌は人工飼料や生き餌などを与えますが、赤色を強調するために赤虫などの赤い餌を多めに与えると良いでしょう。1

鳳凰メダカの寿命は、一般的なメダカと同じくらいで、約3年から5年程度です。2

鳳凰メダカのオスメスの見分け方

鳳凰メダカはヒカリ体型なのでオスメスの見分け方が難しいです。メダカのオスメスは背びれで簡単に見分けることができますが、鳳凰メダカは背びれの代わりに腹ヒレが生えています。このため、鳳凰メダカの雌雄判断は初心者には難しいでしょう。ただ、メスは腹びれが短く、オスは体色が鮮やかでヒレが長いため慣れれば見分けられるようになります。とはいえ、ヒカリ体型に加えてヒレ長だと熟練者でも見分けがつかないこともあります。

鳳凰メダカの繁殖方法

鳳凰メダカの繁殖方法は、他のメダカと同じす。産卵床を水槽に入れてオスとメスを一緒に入れるだけです。 産卵床に卵がついたら取り出して別の水槽に移し、孵化させます。孵化した稚魚は人工飼料や微生物などを与えて育てます。

鳳凰メダカの固定率

鳳凰メダカの固定率は比較的高いです。２０１２年に作出されたメダカなので固定が進んでおり、鳳凰の子供はほとんど鳳凰として産まれてきます。厳密な固定率は９０％以上とも言われています。

鳳凰メダカの価格

鳳凰メダカの価格は、一般的には1匹500円から1000円程度で販売されています。作出されてからかなり時間が経っているためかなり安価になっています。ただ、グレードの高いものはかなり効果になっています。